2019年12月9日月曜日

全日本民医連 認知症懇話会 in岡山



92728日に行われた全日本民医連主催の認知症懇話会に参加してきました。

 













27日は、真備にあるグループホームぶどうの家の津田由起子さんから23年間の活動や西日本豪雨災害での経験について講演いただきました。
 特に印象に残ったのが、西日本豪雨災害の際に避難所で医師、薬剤師、看護師など支援に入っている医療職種間での連携不足による不必要なアセスメントが混乱や疲弊を招いていたという話でした。
支援に入った薬剤師からも職種の壁を感じ、十分に力を発揮できたか自信が持てないという声を聞きました。
1人の人間が出来ることは限られ、1つの職種が出来ることも限られています。目の前に困っている人がいるなら、その人に最良の選択肢が生まれるように職種の壁が壊れていって欲しいと改めて感じました。


その後、演題発表が行われました。今回全国から120近くの演題が集まったそうです。
日頃聞くことができない他職種の取り組みを聞くことができ、在宅患者への服薬支援や認知症家族との関わり方など薬局でも実践できそうな話も多く参考になりました。




28日は当事者座談会が行われ、実際の体験や工夫されているところなどご本人達から色々なお話を聞くことができました。